コンピュータは、以前は電気計算機とか、マイクロプロセッサーとか呼ばれていて、 確かに存在していたのですが、使い方が難しく高価でした。 だれもが使える機械ではありませんでしたが、ここ10数年で本当に個人(パーソナル)が 購入できる程度に安価になり操作が簡単な機械になりました。
大いに活用して、生活を豊かにする道具にすることをお勧めします。
1、出来ること
従来の事務処理は、肩代わりできることが多くなり、新分野でも使用範囲が増えて来ました。概略、以下の通りです。
①文章処理 文書作成、手紙(電子メール)、電子申請(行政・税務)、電子商取引、
  広告宣伝資料
②管理業務 家計簿、住所録、年賀状管理、各種管理
③情報処理 インターネット(情報収集)、ネット通販、ネットスーパー、ネットバンキング、
  予約サービス
④制御処理 汎用制御装置(製造業では、制御装置として多方面に使用)
⑤教育 インターネットを利用した学生のレポート提出、教育ソフト
⑥娯楽(エンターテイメント) 音楽・DVD、デジカメ、ゲーム
⑦CAD・CAM コンピュータ活用設計・製造・評価、グラフィック処理 等など。
2、得意なこと
パソコンは、演算速度が超高速で、間違いが殆ど無く、機械だから疲れないことです。
デジカメが光学式カメラに、オートマチック式がミッション式エンジンに取って替わったように、 操作が楽になって進歩を加速させ使用者は増え、結果的に価格を引き下げました。
①電子情報を大量に、正確に、高速に、効率良く処理
②編集が簡単で、繰り返し処理に強い
③ネットワーク活用で情報収集・発信
④使用者の目的に応じ、活用の適用範囲が広いこと
⑤保存された資料は、自動的に電子索引が付けられ、検索が容易です。
資料を探すために予め、手間がかけて索引を付けたり、付箋紙を付けたりとか、
手間をかけることがありません。
3、不得意なこと、注意すること
①テレビや映画のように語りかけてくれることはありません。こちらから何かの目的を持ち、 目標を持って達成させようとすることが求められます。
例えば、年賀状管理ソフトが搭載されていても、住所録を整備し、文面を考えないと印刷まで 進まず完成しません。
②外部と接続された環境の時、相手を見て考えるとか、安全かどうかなどのセキュリティ機能は、> 相手の実像が見えていないだけにパソコンが自動判別するのは不得意です。 使用者が、注意して判断する必要があります。
インターネットやネットワーク活用で情報収集が簡便になった半面、自己顕示欲のはけ口の無い 不逞の輩が外からセキュリティの穴をついて人工的なコンピュータウィルスなどを仕掛けます。 この対策でも専用のソフトを導入すれば一応の防御は可能ですが、年々契約更新が必要で費用の割に 効果が出ません。ですが、不案内、不確実なことはしないという当たり前の心構えがあれば、 恐れることはないと思います。
③情報を大量に、正確に処理して保存可能ですが、従来の実体のある「紙」資料のように安易 に依存し、いつの間にか知らない間にデータが散逸して、失敗することがあります。 紙で保存していた時でも、散逸を恐れてコピーを別に保存したり、耐火金庫とか、土蔵に保管したり することが考えられていましたが、同じように、電子書類やデータの保管でも別保管(バックアップ)を いつも考慮することが重要です。機械はいつ壊れるものか、保証の限りではありませんし、 人はいつもミスをするものです。